初歩の学習者がピアノを演奏する喜びを味わえる!ディアベリのピアノ連弾曲集

初歩の学習者は弾ける範囲に限りがあるので、ピアノに対する興味を失ってしまうこともありますが、ディアベリのピアノ連弾曲は初歩の学習者がピアノを演奏する喜びを味わい、モチベーションを高めるのに役立ちます。今回は全音楽譜出版社の「ディアベルリ ピアノ連弾曲集」1と2をご紹介します。

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アントン・ディアベリ

アントン・ディアベリ

アントン・ディアベリ(Anton Diabelli, 1781-1858)はザルツブルクで生まれ、ウィーンで活動した作曲家です。ハイドンに師事し、多数の作品を作曲した他、友人と楽譜出版社を創業して出版業にもたずさわりました。現在ではソナチネなどを除いて作品はあまり知られていませんが、ベートーヴェンの「ディアベリ変奏曲」でその名を知られています。(全音楽譜出版社の楽譜ではディアベルリと表記されています。)

「ディアベルリ ピアノ連弾曲集 1 旋律的小品」

「ディアベルリ ピアノ連弾曲集 1 旋律的小品」(全音楽譜出版社)
「ディアベルリ ピアノ連弾曲集 1 旋律的小品」(全音楽譜出版社)

全音楽譜出版社の「ディアベルリ ピアノ連弾曲集(1)旋律的小品」には、ディアベリ(ディアベルリ)作曲の「旋律的小品 Op. 149」の28曲と「ソナチネ 第1番 ハ長調 Op. 24-1」が収録されています。

第1ピアノは全て5度以内で動くように作られていて、ユニゾンも多く、初歩の段階から弾くことができます。にもかかわらず、第2ピアノの伴奏の効果で豊かな音楽を感じることができ、初歩の学習者の満足度も高く、練習に対するモチベーションも上がります。

また、第2ピアノも初中級レベルで弾けるので、レッスンの時間が前後する生徒に弾いてもらうようにすれば、他の演奏者と共感しながら一緒に音楽を作っていく勉強にもなり、一石二鳥です。一曲一曲が短いので時間的にも負担にはなりません。

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収録曲をYouTubeで聴いてみよう!

第5番 Allegretto Op. 149-5

(from: Renata Sica)

第6番 Scherzo Allegro Op. 149-6

(from: ピティナ ピアノチャンネル PTNA)

第10番 Allegro Op. 149-10

(from: PianoMelodyNotes Gabry)

第11番 Romanza Op. 149-11

(from: Renata Sica)

第17番 Rondino Op. 149-17

(from: Raoul Torresi)

第26番 Alla Turca Op. 149-26

(from: PianoMelodyNotes Gabry)
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「ディアベルリ ピアノ連弾曲集 2 6つのソナチネ」

「ディアベルリ ピアノ連弾曲集 2 6つのソナチネ」(全音楽譜出版社)
「ディアベルリ ピアノ連弾曲集 2 6つのソナチネ」(全音楽譜出版社)

同じく全音楽譜出版社の「ディアベルリ ピアノ連弾曲集 2 6つのソナチネ」には、「6つのソナチネ Op. 163」の6曲が収録されています。それぞれ3つの楽章からなり、曲の長さも5分程度なので、発表会のレパートリーとしてもよく使われます。特に第6番は映える曲なので人気があります。

この曲集でも第1ピアノは5度以内で動くように作られているので、初歩の段階でも弾くことができ、学習者がソナチネの形式の少し長い曲に触れ、音楽を表現する経験をするのに有用です。第2ピアノは初中級で弾くことができ、和声やリズムを学ぶのに役立ちます。

収録曲をYouTubeで聴いてみよう!

6つのソナチネ 第1番 ハ長調 Op. 163-1

(from: Piano Classique)

6つのソナチネ 第2番 ト長調 Op. 163-2

(from: PianoMelodyNotes Gabry)

6つのソナチネ 第3番 ヘ長調 Op. 163-3

(from: Raúl de la Mora)

6つのソナチネ 第4番 ニ長調 Op. 163-4

(from: Raúl de la Mora)

6つのソナチネ 第5番 イ長調 Op. 163-5

(from: Th. S.)

6つのソナチネ 第6番 ニ短調 Op. 163-6

他のウェブサイトでの再生が動画の所有者により許可されていないため、下記のリンクをクリックしてご覧ください。ご不便をお掛けして申し訳ございません。

Anton Diabelli: Sonatina op.163. no. 6 in d minor (4 hands)
- Allegro con fuoco (0:00)- Andantino (2:10)- Allegro (4:24)Croatian National Chamber Competition 2012. (Opatija)Piano duo: Matija Kranjčić (10 years) Jan Ni...
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楽譜はこちらから


いかがでしたか?古典的でシンプルな音楽なので理解しやすく、何よりもピアノを弾く楽しみを味わえる曲ですね!連弾曲の入門書も言えるディアベリの連弾曲集を上手に活用して、初歩の学習者の興味を高め、音楽を奏でる喜びを感じられるようにしてあげましょう。

中級に入ったら、爽やかで美しい、ドビュッシー「ピアノ連弾のための小組曲」もおすすめですよ!

TeeJay

TeeJay
ピアノ教師。海外のとある国でピアノを教えつつ感じたのは、良質の楽譜に容易に接することができる環境は本当にありがたいということ。ピアノレッスンや練習で、テクニックの習得だけでなく、音楽を表現する楽しみを味わうのに役立ついろいろな楽譜をご紹介しています。

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