お洒落で洗練されたメロディー!中級から弾けるプーランクのおすすめ作品集

フランシス・プーランク
フランシス・ジャン・マルセル・プーランク(Francis Jean Marcel Poulenc, 1899-1963)

美しく洗練された響きのピアノ曲といえばどんな作曲家を思い浮かべますか?ショパン、ドビュッシー、フォーレ…などもいますが、今回はおしゃれで洗練されたプーランクのピアノ作品集をご紹介します。中級以上の学習者におすすめの魅力的な曲が多いですよ!

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「フランシス・プーランク ピアノ作品集 原典版」(サラベール社)

「フランシス・プーランク ピアノ作品集 原典版」(Salabelt)
「フランシス・プーランク ピアノ作品集 原典版」(Salabelt)

出版されているプーランクの楽譜のうち収録曲の豊富さでおすすめしたいのが、サラベール社の「フランシス・プーランク ピアノ作品集 原典版」(Francis Poulenc “Œuvres pour piano – Édition originale”)です。人気の高い「メランコリー」「エディット・ピアフを讃えて」はもちろん、プーランクの魅力を感じられる曲がたっぷり58曲収録されていて、かなりお得な一冊です!

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「フランシス・プーランク ピアノ作品集 原典版」の収録曲

  1. 『6人組のアルバム』よりワルツ
  2. 『ナポリ』1. 舟歌
  3. 『ナポリ』2. 夜想曲
  4. 『ナポリ』3. イタリア奇想曲
  5. 『仮面舞踏会』の終曲によるカプリッチョ
  6. 間奏曲
  7. バッハの名による即興ワルツ
  8. 即興曲 第1番
  9. 即興曲 第2番
  10. 即興曲 第3番
  11. 即興曲 第4番
  12. 即興曲 第5番
  13. 即興曲 第6番
  14. 即興曲 第7番
  15. 即興曲 第8番
  16. 即興曲 第9番
  17. 即興曲 第10番「音階讃美」
  18. 即興曲 第11番
  19. 即興曲 第12番「シューベルトを讃えて」
  20. 即興曲 第13番
  21. 即興曲 第14番
  22. 即興曲 第15番「エディット・ピアフを讃えて」
  23. 『アルバムの綴り』1. アリエッタ
  24. 『アルバムの綴り』2. 夢
  25. 『アルバムの綴り』3. ジーグ
  26. 『村人たち』1. チロリアン・ワルツ
  27. 『村人たち』2. スタッカート
  28. 『村人たち』3. 田舎風
  29. 『村人たち』4. ポルカ
  30. 『村人たち』5. 小ロンド
  31. 『村人たち』6. コーダ
  32. 冗談
  33. ユモレスク
  34. 間奏曲 第1番 ハ長調
  35. 間奏曲 第2番 変ニ長調
  36. 間奏曲 第3番 変イ長調
  37. プレスト
  38. 『フランス組曲』1. ブルゴーニュのブランル
  39. 『フランス組曲』2. パヴァーヌ
  40. 『フランス組曲』3. 小さな軍隊行進曲
  41. 『フランス組曲』4. 哀歌
  42. 『フランス組曲』5. シャンパーニュのブランル
  43. 『フランス組曲』6. シシリエンヌ
  44. 『フランス組曲』7. カリヨン
  45. 『ナゼルの夜会』前奏曲
  46. 『ナゼルの夜会』変奏曲 1. 分別の極み
  47. 『ナゼルの夜会』変奏曲 2. 手の上の心臓
  48. 『ナゼルの夜会』変奏曲 3. 磊落と慎重と
  49. 『ナゼルの夜会』変奏曲 4. 思索の続き
  50. 『ナゼルの夜会』変奏曲 5. 口車の魅力
  51. 『ナゼルの夜会』変奏曲 6. 自己満足
  52. 『ナゼルの夜会』変奏曲 7. 不幸の味
  53. 『ナゼルの夜会』変奏曲 8. 老いの警報
  54. 『ナゼルの夜会』変奏曲 カデンツァ
  55. 『ナゼルの夜会』変奏曲 フィナーレ
  56. ブーレ、オーヴェルニュのパヴィリオンにて
  57. メランコリー
  58. 主題と変奏
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日本語ライセンス版「プーランク ピアノ作品集」第1巻/第2巻

日本語ライセンス版「プーランク ピアノ作品集 第1巻」(Salabert)
日本語ライセンス版「プーランク ピアノ作品集 第1巻」(Salabert)
日本語ライセンス版「プーランク ピアノ作品集 第2巻」(Salabert)
日本語ライセンス版「プーランク ピアノ作品集 第2巻」(Salabert)

こちらは同じくサラベール社の日本語ライセンス版で、ヤマハミュージックから出版されています。第1巻には「15の即興曲集」全15曲が収録されています。第15番の「エディット・ピアフを讃えて」だけなら全音のピアノピースからも出ていますが、それ以外にも魅力的な曲がありますよ。

第2巻の収録曲は以下に載せました。組曲『村人たち』は子ども用に書かれた作品で、楽しく軽快な曲で構成されています。日本語ライセンス版の第1巻と第2巻の曲は全て上でご紹介した「フランシス・プーランク ピアノ作品集 原典版」に収録されているので、やはりそちらの方がお得ですが、用途によってはこちらをどうぞ。

日本語ライセンス版「プーランク ピアノ作品集 第2巻」の収録曲

  1. 『ナポリ』1. バルカローレ
  2. 『ナポリ』2. ノクターン
  3. 『ナポリ』3. イタリアのカプリス
  4. カプリスハ長調 -「仮面舞踏会」終曲による
  5. 『村人たち』1. チロリアン・ワルツ
  6. 『村人たち』2. スタッカート
  7. 『村人たち』3. 田舎風
  8. 『村人たち』4. ポルカ
  9. 『村人たち』5. 小ロンド
  10. 『村人たち』6. コーダ
  11. 『アルバムの綴り』1. アリエット
  12. 『アルバムの綴り』2. 夢
  13. 『アルバムの綴り』3. ジーグ
  14. バディナージュ(冗談)
  15. 間奏曲 ハ長調
  16. 間奏曲 変ニ長調
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収録曲をYouTubeで聴いてみよう!

「メランコリー(Melancolie)」

(from: Pascal Rogé – Topic)

「即興曲 第15番 “エディット・ピアフを讃えて(Hommage a Edith Piaf)」

(from: Pascal Rogé – Topic)

『即興曲(Improvisation)』(全15曲)

(from: Damon J.H.K.)

『ナポリ(Napoli)』(全3曲)

(from: George N. Gianopoulos)

『村人たち(Villageoises)』(全6曲)

(from: Pascal Rogé – Topic)

「間奏曲(Intermezzo)第1番〜第3番」

(from: Protosini)

「バッハの名による即興ワルツ(Valse-Improvisation sur le nom de Bach)」

(from: Pascal Rogé – Topic)

「冗談(Badinage)」

(from: Pascal Rogé – Topic)

「ユモレスク(Humoresque)」

(from: Pascal Rogé – Topic)

「プレスト(Presto)」

(from: chad410)

『フランス組曲(Suite francaise)』(全7曲)

(from: GilPiotr)

『ナゼルの夜会(Les Soirees de Nazelles)』(全11曲)

(from: Medtnaculus)

いかがでしたか?プーランクの曲の多くは難易度が中級程度で意外にも弾きやすいと思われることでしょう。演奏効果の高い曲が多いので、発表会などのレパートリーとしてもおすすめです。洗練された美しさの中に豊かな知性を感じるプーランクのピアノ曲をぜひお楽しみください!

フランシス・ジャン・マルセル・プーランク(Francis Jean Marcel Poulenc, 1899-1963)

フランシス・ジャン・マルセル・プーランク(Francis Jean Marcel Poulenc, 1899-1963)は20世紀フランスの作曲家。「フランス6人組」の一人。5歳ごろから母親からピアノの手ほどきを受け、15歳からはスペイン出身のピアニスト、リカルド・ビニェスにピアノを師事しました。実業家の父の反対でパリ音楽院には進学せず、3年間の兵役を除隊後、シャルル・ケクランに作曲を師事しました。幅広い分野で作曲活動をし、洗練されて美しく、ユーモアと知性に富んだ作風が特徴です。唯一のピアノの弟子として、ガブリエル・タッキーノがいます。

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楽譜はこちらから

TeeJay

TeeJay
ピアノ教師。海外のとある国でピアノを教えつつ感じたのは、良質の楽譜に容易に接することができる環境は本当にありがたいということ。ピアノレッスンや練習で、テクニックの習得だけでなく、音楽を表現する楽しみを味わうのに役立ついろいろな楽譜をご紹介しています。

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